脂肪吸引 傷跡

脂肪吸引の術後の傷跡

脂肪吸引の術後で心配事として多いのが『傷跡』。もちろん手術の結果、仕上がりの状態も気になりますが、それと同じくらい不安になるのが傷跡です。
いくら仕上がりが細くて理想のスタイルに整ったとしても傷跡が目立ってしまってはその嬉しさも半減してしまいかねません。ここでは脂肪吸引の傷跡はどうしてできるのか、予防する方法はあるのか、万一目立ってしまう場合はどうすれば良いのかなど、脂肪吸引の傷跡についての解説を致します。

脂肪吸引の傷跡ってどこにできるの?

脂肪吸引の傷跡の場所ですが、頬の脂肪吸引の場合は耳たぶの付け根部分、二の腕の場合は肘部分といったように脂肪吸引をおこなう場所、部位によって違ってきます。
傷跡の大きさですが、使用する吸引管の太さで違ってきます。頬や顎の脂肪吸引の場合、使用する吸引管の太さが2㎜以下ですので、傷跡としては3㎜程度。2.5〜3㎜の吸引管を使う場合は5㎜程度の傷跡です。また、吸引管の太さだけではなく、皮膚を保護するプロテクターの厚み・大きさでも違ってきますので医師に確認しておきましょう。
ベイザーなどを利用した場合は、吸引管は太くなってしまいますので傷跡はさらに大きく広がってしまいますのでご注意ください。

傷跡はどうしてできるのか?

脂肪吸引の際の吸引口が傷跡として残ってしまう原因としては、
傷の深さ、傷にかかる力が大きく関わっています。
傷の深さというのは、脂肪吸引の際皮膚を切開します。その際、脂肪がある皮下組織にまで及ぶ深い層まで切開するため傷ができやすい、残りやすい環境にあります。
もう一つは、傷にかかる力です。傷にかかる力というのは、皮膚の伸展です。特に関節の周りなど皮膚が伸ばされる場所は傷が瘢痕として残りやすいものです。

脂肪吸引の傷跡は目立ちやすい?

脂肪吸引の傷跡というのは、通常の切開による組織の損傷だけではありません。脂肪吸引の時に吸引管を挿入し、脂肪を吸引するために吸引カニューレと皮膚との間に摩擦が起きてしまいます。そのため吸引口の組織は大きなダメージを受けてしまいます。
そのためどれだけ丁寧に傷を縫合しても傷跡は目立ちやすかったり、残りやすいものなのです。

傷跡を予防する方法

傷跡を残さないよう、目立たせないようにするには、手術の際の工夫と、術後のケアが非常に重要です。手術の際は皮膚のダメージを少しでも予防するために吸引口にプロテクターを使用することで、カニューレと皮膚との摩擦を軽減する必要があります。
また、吸引口を縫合する際に皮膚を少しトリミングし、挫滅を受けた皮膚を切除して丁寧に縫合するということも傷跡の予防になるでしょう。
これらはすべて医師側が行うことなので自分自身でできる事ではありません。カウンセリングの際に吸引口の処置・処理の方法を確認しておくことも大切です。また、吸引口創部にお薬を使って炎症を落ち着かせるということも効果があると考えられています。

自分自身でできる傷跡のケアですが、皮膚の伸展による刺激を極力少なくすることが大切です。マイクロポアなどの皮膚を保護するテープで傷跡を保護します。切開しているラインの皮膚を軽く寄せるようにして傷跡を保護します。そうすることで傷にかかる力が大幅に軽減するため傷跡を残さないという効果は非常に大きいものになります。期間については個人差がありますが、できれば3ヶ月程度は行ったほうが良いでしょう。
カウンセリングの際にマイクロポアなどのテープの費用や処方についても確認しておきましょう。
また、紫外線対策は非常に重要です。しっかりとUVカットし、絶対に日焼けしないよう注意しましょう。傷跡はシミになりやすいです。

傷跡が残りやすい人、ケロイド体質っぽい方などはカウンセリングの際にその旨を伝えておきましょう。

傷跡が目立っている、気になる、そんな時

脂肪吸引を受けて傷跡が気になる、目立ってしまった場合には、傷跡修正という方法があります。部位や大きさなどによっても違ってきますが、基本的には修正は可能です。修正方法は標準的なものですと傷跡部分の皮膚を切除し、改めて縫合しテーピングなどのケアを徹底したり、ひどい場合はステロイドなどの局所注射による治療を行う事である程度目立たせなくすることが可能です。
手術だから傷跡は仕方ないって諦めないでください。解決方法、今よりもよくする方法はあると思います。主治医としっかりと相談し、適切な治療を受けてください。
傷跡は切実な悩みです。脂肪吸引を行った医師にも責任はあります。後悔しないためにもしっかりと話し合うことが大切です。

関連記事一覧